C1決勝はエイル宮崎レーシングが接戦スプリントを制す
9月24日 震災後初開催となる2016年度 HSR九州サイクルロードレース 第2戦が開催された。
HSRは熊本地震の影響で、コース・設備とも被害を受け7月初旬に営業再開。
サーキットコースは全面再舗装され、ピットは建設準備中のため仮設テントをピットとして使用している。
2階建だったピットは解体撤去された状態だ。
午前中に予選が行われ、小学生〜社会人まで実力に応じて決勝のクラス分けし、B-3 B-2 B-1 C-2
C-1 の順に決勝が行われた。
チャンピオンクラスのC−1のレースをレポートする。
2時50分頃スタート
レースは25周回し約1時間30分ほどでゴールを迎える、気温30度を越す蒸し暑さは選手を苦しめそうだ。
残暑の中スタートを切る選手達。
高校生、大学生、実業団、一般社会人など、色々な選手が参加している。
序盤単発的に、逃げを誘うアタックが繰り返されるも、逃げきりが難しいこのコースでは協調者は現れず、泳いだだけで潰されていく。
積極的に動きを見せるVC福岡。
千原台高校、九州学院の二人逃げ。
周回数も20周に近づくと、ゴールのスプリント勝負に向けた牽制が入り、集団は一気にペースダウン。
残り2周回に入った1コーナーで、コーナーに入るため減速した集団に、後方より黒と赤のジャージ2名が集団を欺くように加速し引き離しに入った、コラッジョ川西サイクリングチームと九州学院の2名だ!
鞭を入れられた集団は一気に活性化し加速していく。
二人と集団の差はなかなか縮まらないまま最終周回に突入、焦る集団に牽制が入れば逃げきり濃厚、協調できるチームが捨て身追えば集団スプリントに、最終周に入って差は縮まるもまだ距離はある、どうなる?
高速コーナー辺りで「3秒ずつ引きましょう」集団から声が聞こえる、うまく協調し残り1km付近で、二人の逃げは吸収された。
勝負は集団スプリントの展開へ。
SPRINT START →
FINISH
集団を抑えきったエイル宮崎レーシングが優勝!
最後の逃げで今レースの見せ場を作り上げた二人、また最後の集団スプリントに参加していた千原台の女の子、素晴らしい走りでした。
震災にも負けずに頑張っていただきたい!